古代史好きなサラリーマンのブログ

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ディズニーと世界史:リロ・アンド・スティッチとハワイの歴史

この記事ではリロ・アンド・スティッチをもっと楽しむためにハワイの歴史について知っていきたいと思います。

 

 

リロ・アンド・スティッチの舞台は?

舞台はハワイのカウアイ島です。『リロ・アンド・スティッチ』は、ハワイを舞台とした初めてのディズニー長編アニメーション映画あり、主人公はカウアイ島に住む少女リロです。

 

リロ・アンド・スティッチにはテーマ曲「Aloha, E Komo Mai 」などハワイ語の曲が多数使用されています。  

 

作中のオープニングの「He Mele No Lilo」(リロの歌の意味)という曲の元になったのは、「He mele no Kalakaua(ヘ・メレ・ノ・カラカウア)」と「He mele no Liliuokalani(ヘ・メレ・ノ・リリウオカラニ)」という曲です。

リリウオカラニはハワイがアメリカになる前、ハワイ王国だった頃の最後の女王で、カラカウアはリリウオカラニの兄でその前の王で、彼等を讃える歌詞が見られます。

 

リリウオカラニ、カラカウアについてはこちら↓

コオリナ・ハワイにあるスティッチ像が持つ紙の意味とは?

ハワイのオアフ島に位置するディズニーが運営するリゾートホテルであるアウラニ・ディズニー・バケーション・クラブ・ヴィラ・コオリナ・ハワイにあるスティッ チの像 を知っていますか?

アンティーズビーチハウスにあるスティッチの銅像は人気フォトスポットですが、あの銅像でスティッチが持っている紙のようなものがなんなのか、気になり調べてみました。

 

紙の上部分には赤字で「Maikali Lilo」と書いてあり、Maika"i」はハワイ語で「Good」 や「Fine」という意味なので、横に書いてある「A」は評価スコアだと思われます。つまり、 これはリロが学校に提出したレポート(宿題)のようなものでしょう。

 

レポート内容を見ていきましょう。

 

Hawaiian chants are called Oli. Oli are different than simple songs because they helps us remember real things that happened in our past. We really love an Oli called the Kumilipo because it's sorta like a "family tree" chant that reminds us that plants, animals and the people are all family.

ハワイアンチャント(祈り・聖歌・祈りの歌)は"オリ"と呼ばれています。 "オリ"は他の歌とは異なります。それは過去の私達ハワイアンの歴史を思い出す助けとなるからです。 私たちは"クムリポ"(ハワイの創世神話)と呼ばれる"オリ"を愛しています。 なぜならば、"クムリポ"は植物や動物、そして人々がみなファミリーであることを思い出させてくれる、それはいわば"家系図"のようなチャント(祈りの歌)だからです。

The Kumulipo is called a creation Chant. it is more than two thousand lines long and takes many hours to recite, so it's not for everyday use. it's for special Chiefs because their family names are part of the chant.

"クムリポ"は創世神話と呼ばれます。 "クムリポ"はその長さが2,000行以上にも及び、暗証するのに何時間もかかります。 なので、毎日暗証するものではありません。 "クムリポ"は特別な組織の長のためのものであります。 なぜならば、彼らの家族の名前がチャント(祈りの歌)の一部であるからです。

Queen Lili'uokalani translated the Kumulipo into English from the Hawaiian version that her brother King David Kalakaua wrote. 意訳:デイヴィッド・カラカウア王が過去にハワイ語で書いた"クムリポ"をリリウオカラニ女王が英語に翻訳しました。

 

Certain types of chants and hula go together. We call may day "Lei Day"in Hawai'i and that's a time when lots of kids here perform hula and chant at school and the community celebrations.

ある特定のチャントやフラは関係があります。 私達が"レイ・デイ"と呼んでいる、ハワイのメーデーは、多くの子供達が学校や地域コミュニティのお祝いでフラを踊ったり チャントを歌ったりする時期でもあります。 

Everyone loves to do "He Mele No Lilo" at Lei Day, but I learned that it's not the real hawaiian chant and was recorded using the non-traditional beats. It was written a few years ago and borrowed words from two real mele inoa written for king Kalakaua and Queen Lili'uokalani. It help us a lot to know a little to bit more about Hawalian chants and songs and where they come from.

みんな"レイ・デイ"で"へ・メレ・ ノ・リロ"(asong for Lilo)を踊って歌う事がとてま大好きなのですが、"'へ・メレ・ノ・リロ"は本当のハワイアンチャントではなく、伝統的ではない拍数を使っていたということを学びました。 "'へ・メレ・ノ・リロ"は数年前に書か れ、カラカウア王とリリウオカラニ女王について書いた2つの賛美歌から歌詞を拝借した曲だったのです。 ハワイアンチャントと歌についてもう少し知るために、そしてハワイアンチャントや歌がどこから来たものなのかということを知るための十分な手助けになります。

That way we can remember them for the right reasons.

そうすれば私達は正しい理由でハワイア チャントと歌について覚える事ができます。

 

"He Mele No Lilo"を通じて伝統的なチャントである"He Mele Inoa O Kalakaua"や他の伝統的なハワイアンチャントを覚えることが出来る、そのきっかけとして"He Mele No Lilo"があるということを言いたいのではないでしょうか。

 

この曲をオープニングに持ってきているところがさすがです。

リロ・アンド・スティッチはその他にもハワイの歴史や文化にまつわる描写が多く登場するので注目してみるのも面白そうですね。