古代史好きな28歳サラリーマンのブログ

古代史(特に縄文、弥生、古墳時代)が大好きなサラリーマンが全国を旅した発見を書き連ねます。

ウィルスから辿る日本人の起源

日本人のルーツに興味があります。

一部の日本人が感染しているとある珍しいウィルスによって日本人の起源を辿ることができるかもしれないというお話です。

 

目次

 

 

 

HTVL-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)とは?

 

HTVL-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)は感染すると〜を引き起こすウィルスです。

 

感染力は強くありません。性交渉で感染することもありますが、その危険性はそれほど高くなく、主な感染経路は母乳を介して起こり、対策をしなければ感染の確率は約20%とされています。

 

感染確率20%だと、計算上は一世代ごとに感染している人の割合は5分の1に減り、十世代も経てばウイルスは自然消滅するはずです。ただ、感染の確率約20%というのは現代のデータであって、人工乳などなく授乳期間が長かった過去の時代においてはもっと高い確率で母子感染が起こっていたのでしょう。

 

 

感染力があまり強くなく、主に母子感染するというウイルスの性質を考えると、今の時点でウイルスに感染している人たちの母親、祖母(母親の母親)、曽祖母(祖母の母親)もウイルスに感染していた可能性が高いと考えられます。

 

ウィルスに感染している地域に特徴があるのか見てみましょう。

 

HTVL-1の日本国内分布

1998年の論文をみると日本国内でHTVL-1に感染している人は約100 万人いるとされています。これらの人全員が白血病を発症するわけではなく、白血病の発症はわずか(5%以 下)です。

HTVL-1に感染している人の割合は日本の西南部(九州や沖縄)に多いことがわかっています。

さらに興味深いことに、海岸線に沿って日本海側では中国地方、東北、北海道、太平洋側では四国、紀伊半島、東北にウイルス保有者が多い地域があります。また、離島に多い一方で内陸部では少ない傾向があり、海岸線を伝って人の移動があったことを示しています。

加えて、1950年代に採 血され保存されていた北海道のアイヌの人々の血清を調べたところ,50%近 くの成人 がキ ャ リアであることが分かり、これは沖縄のそれを凌ぐ高率であったとあります。

 

縄文人は海の民

これらからわかることは、縄文時代の海の民の間で継承されてきた名残であることです。現代の朝鮮半島、中国に感染者はほとんど見つかっていないため、弥生時代に大陸なら渡来してきたいわゆる新モンゴロイド由来のものでは無さそうだからです。

 

縄文人とは、氷河期(1.5万年前終了)の日本列島が大陸と地続きだったころに日本列島へやってきた旧石器人のうち日本列島に定住した人々を指します。

 

北海道と九州沖縄に多いのは、大陸と地続きだったころの名残であり、家族内感染であるため、渡来してきた弥生人、古墳人が多い地域ほど感染している人の割合が少なくなっていくので、アイヌでの感染割合が低いのではないでしょうか。

 

 

 

わからないこと

・ウィルスが来た時代(縄文時代は長い)

・全国民を検査しておらず、あくまで感染率。もっと多い可能性もある。

 

参考文献:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjrm1952/46/6/46_6_908/_pdf

1980年の論文なので日本人は縄文人弥生人の混血である「二重構造モデル」を元に説明していますが、現在は遺伝子解析により古墳人も含む三重構造モデルが定説になってきています。

ヤマトタケルの最期 死因は?

 

古代史の英雄ヤマトタケル第12代景行天皇の命で大和朝廷に従わない西の熊襲や東の蝦夷を討伐した人物として古事記』『日本書紀』に記されています。

 

東征を終えたヤマトタケルは大和へ向かう帰路の途中で山の神の怒りに触れて病にかかり力尽きてしまったとされていますが、いったい何の病だったのかは謎です。

 

そこで今回はヤマトタケルを死に追いやった病とは何であったのか見ていきたいと思います。

 

目次

 

日本武尊(ヤマトタケル)とは?

はじめに『日本書紀』と『古事記』で若干ストーリーやヤマトタケルの性格に違いがあります。『古事記』の方が物語色が強く、『日本書紀』は天皇賛美が強く現れています。 おおよその流れは同じです。

ヤマトタケルは第12代景行天皇の子で、第14代仲哀天皇の父です。大和朝廷全国統一のため父である景行天皇の命を受けて東西へ遠征した様々な武勇伝は日本神話の中でも人気の高い物語のひとつです。

三重県亀山市ホームページに『日本書紀』のヤマトタケルのわかりやすい行程がありました。ヤマトタケルの伝説については別の記事でまとめていますので参照ください。

ヤマトタケルの最期

東国の蝦夷を従えた日本武尊は、ふるさとの倭国(やまとのくに)へと歩みを進めます。その途中、伊吹山(滋賀県岐阜県の間)の荒ぶる神を倒しに山へ向かいました。  日本武尊は、山中で出会った大蛇が姿を変えた神であったことを見抜けず、また大切な草薙剣も持たずに山へ向かったため、山の神の怒りに触れ、病気になってしまいました。  それでもなんとかふるさとへ帰ろうとしたものの、「能褒野」で力尽きて亡くなってしまいました。日本武尊の死を聞いた父・景行天皇は、能褒野に墓を造らせました。墓へ亡きがらを納めると、日本武尊は白鳥となって飛び立っていきました。(亀山市ホームページより)

 

ヤマトタケルの最期はざっくり上のようになりすが、病の部分に詳しく注目してみましょう。

 

古事記

素手で伊吹の神と対決しに行った倭建命の前に、牛ほどの大きさの白い大猪が現れる。倭建命は「この白い猪は神の使者だろう。今は殺さず、帰るときに殺せばよかろう」と無視するが、実際は猪は神そのものであった。神は大氷雨を降らし、命は失神する。山を降りた倭建命は、居醒めの清水(山麓関ケ原町また米原市とも)で正気をやや取り戻すが、病の身となっていた。 弱った体で大和を目指して、当芸・杖衝坂・尾津・三重村(岐阜南部から三重北部)と進んで行く。そして、能煩野(三重県亀山市)に到った倭建命は「倭は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭し麗し」から、「乙女の床のべに 我が置きし 剣の大刀 その大刀はや」に至る4首の国偲び歌を詠って亡くなる。

 

日本書紀

伊吹山の神の化身の大蛇は道を遮るが、日本武尊は「主神を殺すから、神の使いを相手にする必要はない」と、大蛇をまたいで進んでしまう。神は雲を興し、氷雨を降らせ、峯に霧をかけ谷を曇らせた。そのため日本武尊は意識が朦朧としたまま下山する。居醒泉でようやく醒めた日本武尊だが、病身となり、尾津から能褒野へ到る。ここから伊勢神宮蝦夷の捕虜を献上し、天皇には吉備武彦を遣わして「自らの命は惜しくはありませんが、ただ御前に仕えられなくなる事のみが無念です」と奏上し、自らは能褒野の地で亡くなった。

 

このように屈強だったヤマトタケルは山の神が降らせた氷雨で体を冷やした事で、意識が朦朧とし、失神してしまっています。古代では病は神や呪いが原因だと信じられていますが、ヤマトタケルは何らかの病に冒されていたのではないかと思います。

 

 

ヤマトタケルの病はギランバレー症候群?

神経内科の小長谷氏はヤマトタケルはギランバレー症候群であったと主張しています。

 

ギランバレー症候群とは呼吸器や消化器の感染症をきっかけに、原因菌を倒そうとした免疫が自身の体(特に中枢神経)を攻撃してしまう病気です。

 

ギランバレー症候群になると、手足がしびれ、やがて筋力低下が起こります。筋力低下が進行していくと重度の場合、手足が動かせなり、歩行不能になることもあり、呼吸を司る筋肉が麻痺(全体の約10%)すると自身の力で呼吸ができなくなり、人工呼吸機を装着する必要が出てきます。

 

重症になるほど自律神経障害を伴うことが多いとされており、頻脈、徐脈、高血圧、起立性低血圧が起こるため意識を失うこともありそうです。

 

山中で氷雨に打たれて体を冷やしたヤマトタケルは、感冒(風邪)症状を発症して、それが引き金となってギランバレー症候群となってしまのではないでしょうか。

 

日本神経学会より

 

 

 

つれづれなるままに脱毛いってきた!医療脱毛と美容脱毛どっちがいいの?医療関係者が解説!

女もすなる脱毛といふものを、男もしてみむとしてするなり。

 

最近、髭が濃くなってきたな〜

と思いとある脱毛サロンのカウンセリングを受けてきました!

 

脱毛には大きく分けて2種類(医療脱毛と脱毛サロン)があります。

 

医療脱毛は毛根を焼くので永久に脱毛できるのですが、もし、この先、大久保利通みたいなワイルドな髭を生やしたくなったらどうしよう…と優柔不断な私は、とりあえず若いうちだけ脱毛しようかな、と医療脱毛のカウンセリングを受けてきたのです。

 

1時間のカウンセリングで注意事項や、他サロンとの違いアピールポイントを説明してくれましたのですが、ツッコミどころが満載でした( ´∀`)

 

まず、医療脱毛とサロン脱毛の違いというスライドを提示されまして、

 

医療脱毛は高い!痛い!長い!とディスりまくってました笑

 

医療脱毛を生業とされている先生!

めちゃくちゃ誹謗中傷されてますよ!!

 

利害関係のない目から客観的に見てみますと、

値段は同じくらい。医療脱毛は自分で回数が選べますが、ツルツルにしたいなら24ー36回をお薦めされました。一回1万円としてトータルで、24万ー36万円かかります。しかも、また生えてくる可能性あり。

 

痛みに関しては体験したことがないのでわかりません。医療脱毛の場合は毛根を焼くので痛いのかな。 カウンセラーの方は医療脱毛の場合は痛みが出るので「処方箋薬が処方されることもありますよ」って言うてましたけど、そりゃ医師による医療行為なわけで保湿クリームとか処方された方がむしろ安心ではないかと思いました。

 

ツルツルになるまでの期間ですが、どちらも1年ほど通わないといけないようなので大差なさそうですね。

 

そして、医療従事者の端くれとして眉唾だったのが施術終わった後に保湿のために塗ってくれる「ips細胞培養液」なるもの。

 

 

「ipsって知ってますか?」と説明してくれるカウンセラーのお姉さん。こちらこそ聞きたいところですが( ´Д`)y━・~~

 

お姉さんによるとノーベル賞を取ったほど良いもので、ips細胞を培養してつくった上清液をぬることで乾燥を防いで美肌になるのだそう。

 

ips細胞(人口幹細胞)って人間由来の細胞のはずなのですが、誰の??

 

他人のips細胞塗り込んで拒絶反応とか起きないのですか??

 

と様々な疑問が浮かんだが、笑顔が眩しいお姉さんに罪はない。きっとマニュアルがあるのだろう。野暮な質問は控えさせていただきました。

 

ips細胞には他にもサイトカイン、エキソソームなど、美容に良い成分含まれてるんですよ〜って嬉しそうに説明してくださった。

 

勉強不足でサイトカインって炎症のイメージしかないのですが、美容界隈だといい成分として認知されているのでしょうか。

 

結局30分ほどカウンセリングを受けて、契約するつもりだったのに、ipsが気になりすぎて契約せずに帰ってきてしまいました…。

 

まあ最終目的が髭を無くす事なので、別に良いんですけどね。

 

 

 

後日「細胞培養上清液」を調べてみました。

栄養のある液体に細胞を入れると増えます。

細胞が栄養を吸収した液体を捨てて新しい栄養のある液体に交換します。

この時にでた使い終わった栄養のある液体が「細胞培養液上清液」です。

 

なので、細胞培養上清液体そのものにはips細胞そのものは入ってないわけですね。ips細胞からでてきた良い成分(ホルモンとか)がお肌に良いのでは?と考えられているのです。

 

ただし、エビデンスはありません。

理論上はホルモンって血液の中や細胞の間質で働くので、皮膚の上から塗っても効果無さそうですよね。皮膚細胞の中にちゃんと浸透するのでしょうか?

 

グルコサミンが膝に効くからといって、グルコサミンサプリを飲んだら、胃の中でバラバラのアミノ酸に分解されちゃって膝に届かないのと同じやつです。

 

あとは、培養された細胞の新しさとか、培養方法によっても効果が変わりそうです。極端な話、がん化した細胞を培養してたらがんになることもありえそうでこわいです。

 

一つのセールストークですね(^ ^)

上総国一之宮 玉前神社 を神話と古墳から考察してみた。

過去のブログでは埼玉県行田市のさきたま古墳群の中の一つ浅間塚古墳の頂上に鎮座する式内社「前玉神社(さきたまじんじゃ)」の名前の由来について推測しました。

 

出張で東京駅の構内を歩いていると、「上総国一之宮 玉前神社」の看板が目に入りました。

 

名前が似てる神社はたくさんあるので、普段なら流してしまいそうなのですが、「上総国一之宮」とあったので興味を持ってしまったのです。

 

目次

 

上総国(かずさのくに)とは

更級日記 平安時代と上総国より

平安時代にの千葉県は3つの国に分かれていました。下総(しもうさ)、上総(かずさ)、安房(あわ)です。上総国はその中央部に位置します。

玉前神社上総国東部の太平洋側にあります。

 

玉前神社とは?

玉前神社(たまさきじんじゃ)

場所:千葉県長生郡一宮町一宮3048

 

永禄5年(1562年)の兵火のために古文書類が焼失したため、創建時期等は不明です。口伝で以下のような説があるようです。

 

景行天皇創建説

境内にある御神水は「白鳥の井戸」と呼ばれるが、これは日本武尊(やまとたけるのみこと)が一羽の白鳥となって上空に現れ、白く美しい羽がこの井戸に舞い落ちたという。こうした所縁を知った第12代景行天皇(日本武尊の父)が当神社を創建した。

ヤマトタケル神話において弟橘媛が犠牲になる話は房総半島が舞台ですので、ヤマトタケルと千葉県は縁があるのですが、実際にここまでヤマトタケルが来たのかは不明です。

②海の民による創建説

玉前神社の東の九十九里浜は、昔「玉の浦」と呼ばれていた。玉前神社は玉の浦の南端に位置していたため、「玉前」(玉崎)という名がついた。祭神は玉前神=玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)とされている。

玉依姫命は鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)の妃で初代神武天皇の母です。玉依姫は綿津見(わだつみ)の娘で、出産の際には海神に姿を変える神話があり、海の民が祀る神とも考えられています。

 

玉前神社で1200年以上続くとされる神幸祭(十二社祭)では大宮・若宮という2基の神輿が出御しますが、1つは玉依姫命、もう1つは鵜茅葺不合命(ウガヤフキアエズ)(もしくは、神武天皇)という説があるそうです。

勝浦海岸の西側には鵜原海岸(うはらかいがん)があります。「うはら」といえば、福岡県刈田町にある宇原神社を思い出します。

苅田町には3世紀中〜4世紀前半に作られた前方後円墳(石塚山古墳)があり、出土した三角縁神獣鏡は宇原神社に納められています。宇原神社の祭神は鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)です。

 

地名は似ているものの、鵜原海岸周辺には鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)を祀る神社は見つかりませんでした。偶然の一致なのか、日向をルーツに持つ海の民がやって来た名残なのでしょうか。

 

玉前神社にやって来たのは出雲族

先代旧事本紀 国造本紀』によれば、第13代成務天皇の時代に阿波国造の祖・伊許保止命(イコホト)の孫である伊己侶止命(イコロト)が伊甚(いじむ、いじみ)国造に任じられたとあります。

Wikipediaより

伊甚国造は夷隅川および一宮川流域を支配していたとみられ、その本拠地が当地・上総国埴生郡(現・長生郡、茂原市の一部)であったとされています。

古事記』では、天之菩卑能命(あめのほひのみこと)の子建比良鳥命(たけひらとりのみこと)を伊自牟国造の祖としています。

建比良鳥命出雲国造の祖先であり、出雲国出雲郡にも式内社として伊甚神社があることから出雲と関連が深い人物が赴任して来たと思われます。

 

建比良鳥命(たけひらとりのみこと)を祀る埼玉県鷲宮神社に関する記事は↓

 

では、出雲族伊自牟国造がやってきた時代はいつ頃なのでしょうか?

玉前神社周辺の古墳

長南町域には能満寺古墳や油殿一号墳といった4世紀代の大型前方後円墳があり、古墳時代前期における首長勢力の存在をうかがわせる。しかし5世紀以降は大型前方後円墳の築造は認められない。(Wikipediaより)

 

実在した天皇から系図を遡っていくと、伊自牟国造を派遣した第13代政務天皇は3世紀後半〜4世紀中旬の人物だと推測しています。

 

能満寺古墳や油殿古墳の4世紀後半とは50〜100年ほど離れているので、これらの古墳は伊自牟国造の子孫か、あるいは国造として派遣された別の勢力の者が作ったのではないでしょうか。

千葉県で3世紀代の古墳といえば、今富塚山古墳周辺に多く集中しています。市原市には日本最古の前方後円墳かもしれない神門古墳群もあります。

 

玉前神社との関係が気になるところです。

 

まとめ

・時代不明。鸕鶿草葺不合尊を祀る海の民が西日本からやってきて玉前神社を創建した?

・第12代景行天皇の時代(3世紀中旬〜4世前半)ヤマトタケルの活躍を偲んで玉前神社を創建した?

・第13代政務天皇の時代(3世紀後半〜4世紀中旬)に出雲族伊自牟国造が派遣された?

 

古代の玉前神社周辺は血筋の異なる複数の一族が入れ替わるように入植していった地域だった可能性がある。

 

菅原道真のルーツは出雲系だった?

 

 

 

映画『猿の惑星』シリーズのつながり、おすすめの順番は?公開順?時系列順?

フランスの小説家、ピエール・ブールSF小説を実写映画化した『猿の惑星』。私は小学生の頃、旧猿の惑星金曜ロードショーでよく放映されていた記憶があるのですが、衝撃的なラストに度肝を抜かれた記憶があります。

 

猿の惑星のリメイク版の最新作『猿の惑星/キングダム』が2024年5月10日(金)についに劇場公開となりました。

そこで今回は『猿の惑星』シリーズ大好きな作者が、まだ見た事がない人のために作品の見るべき順番と、時系列をご紹介します。

 

目次

 

猿の惑星』を見る順番は?公開順?時系列順?

 

結論から申しますと、公開順からみても、時系列順から見ても楽しめます!!

 

私は彼女と一緒にディズニープラスで『猿の惑星』新シリーズを3本一気に見てから、旧『猿の惑星』シリーズに戻りました。

 

私は旧『猿の惑星』の第一弾を見たことがあったので、繋がりを感じながら新シリーズを見られてワクワクしましたし、旧『猿の惑星』を見たことがない彼女は新シリーズを見てどハマりし、旧『猿の惑星』を一気見してました!

 

旧『猿の惑星』は1970年代の作品なので、映像が古くて抵抗を感じやすい人は、旧『猿の惑星』第一弾だけを見てから新シリーズに入るか、もしくはいきなり新シリーズから見ても十分楽しめます。

 

猿の惑星』の時系列順は?

旧『猿の惑星』シリーズは5部作、新『猿の惑星』シリーズは4名作となっており話が繋がっています。

 

旧、新のどちらのシリーズから見始めても楽しめますが、時系列順に見なければ話がわからなくなってしまうので注意しましょう。

 

旧『猿の惑星』シリーズの時系列

旧『猿の惑星』シリーズの時系列は公開順です。途中から見始めると話がわからなくなるので、必ず一番古いものから見ていくのがおすすめ。

 

・『猿の惑星』(1968年)

・『続・猿の惑星』(1970年)

・『新・猿の惑星』(1971年)

・『猿の惑星・征服』(1972年)

・『最後の猿の惑星』(1973年)

 

旧『猿の惑星』の舞台は近未来です。宇宙飛行士のテイラーが宇宙を旅して猿が人間を支配する惑星に不時着したところから物語は始まっていきます!

 

ティムバートン版『猿の惑星

PLANET OF THE APES 猿の惑星』(2001年)

 

シザーハンズ』や『チャーリーとチョコレート工場』で有名なティム・バートン監督によるリメイク作品。猿の惑星の誕生をティム・バートン目線でアレンジされています。 旧『猿の惑星』シリーズや新『猿の惑星』シリーズとは繋がっておらず、パラレルワールドとなりますので、一旦スキップしておいて、余裕があったら見る、くらいでいいかもしれません。

 

新『猿の惑星』シリーズの時系列

新『猿の惑星』シリーズの時系列も公開順です。途中から見始めると話がわからなくなるので、必ず一番古い『猿の惑星:創世記』から見ていきましょう。

・『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011年)

・『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014年)

・『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017年)

・『猿の惑星:キングダム』(2024年)

 

猿の惑星:創世記』の舞台は"現代"です。製薬会社でアルツハイマー病の治験薬を投与された一匹のチンパンジー「シーザー」を中心に物語が展開されていきます。旧シリーズでは主人公である宇宙飛行士テイラーによる人間目線の物語だったので、違った角度から楽しめるのも醍醐味です。

 

猿の惑星/キングダム』を見る前に必ず過去作品を!!

最新作『猿の惑星/キングダム』のレビューを見ていると、いまいちだったと評価する人の多くが過去作品を見ていない傾向があります。

 

話が繋がっているので、過去作品を見ないと120%楽しむことはできないと思います!

 

猿の惑星』新・旧シリーズを一気見できるディズニープラスか何かで、しっかり復習をしてもらって(最低でも新『猿の惑星』シリーズだけでも)ぜひ最新映画をお楽しみください!!

 

 

 

【ドイツ】デュッセルドルフは日本人の町?歴史は?

デュッセルドルフ(独: Düsseldorf)は、ドイツ連邦共和国の都市でノルトライン=ヴェストファーレン州の州都です。

Date Commonsより

人口は約63万人(2022年時点)でドイツの都市の中では7番目に人口が多く、日本で言うと千葉県船橋市と同じくらいです。

中学校の社会科の資料作りより

ライン川の水運を利用して発展したルール工業地域があるため、ドイツは東部よりも西部の都市で人口が多いのが特徴で、デュッセルドルフもその一つです。

デュッセルドルフはドイツで一番多くの日本人が集まる町

デュッセルドルフはヨーロッパ最大の”日本人街”(約6500人)として有名なんです。 経済都市であるこの都市には、多くの日本企業も進出しています。


そのため、現地に駐在する日本人が多くなり、日本企業が立ち並ぶインマーマン通り(Immermannstr. )を中心に、日本人街が形成されました。

インマーマン通りは日本語の看板を掲げた店や日本風寺もあったりするようです。

デュッセルドルフのサッカークラブチーム「フォルトゥナ・デュッセルドルフ」には、 宇佐美貴史原口元気、金城ジャスティン俊樹など多くの日本人選手が在籍していますね。

 

デュッセルドルフとケルンは不仲?

ケルン人とデュッセルドルフ人は近所なのに仲が悪いのは知る人ぞ知るところですが、ライン川左岸のケルンの人たちはライン川右岸のデュッセルドルフの人のことを「あいつらはローマ文化とつながりがなかった田舎者」などと今でも言います。もう2000年も昔のことなのに。

ローマ人とゲルマン人より

ユリウス・カエサル

紀元前から紀元4世紀にかけて、ヨーロッパの覇者ローマ帝国は、当時ガリアと呼ばれ主にケルト人が住んでいた現在のフランス・ベルギーあたりから、現在のブルターニュからイギリスにあたるブリタニアまでその版図を拡げていきます。

これに対抗したのが、ライン・ドナウの奥に潜んでいたゲルマニアです。カエサルの跡を継いだアウグストゥス帝の時代に、ローマ軍はその前線をライン河からもっと東のエルベ川にまで拡大しようとしましたが、ローマの圧倒的な軍事力を持ってしてもライン川ドナウ川を超えは事はできませんでした。

 

その後中世になってもドナウ川を挟むケルンとデュッセンドルフは度々戦っています。

 

このような歴史が、ライン川西のローマ文化に誇りも持つケルン人とゲルマン文化の末裔であるデュッセルドルフ人は仲が悪いと言われる所以です。

 

 

歴史好きによる猿の惑星/キングダムの感想と考察

猿の惑星/キングダム』をみた感想です。

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

猿の惑星』全シリーズを見ている自分にとっては大変満足度の高い作品でした。

 

そして、歴史が好きな人にとっては人類の歴史の縮図のように思えて楽しめる作品かと思います。

 

今までの猿の惑星の流れはこちら。

 

目次

※本作のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

旧約聖書を意識したタイトルの伏線

前作の日本語版タイトルは「創世記」は旧約聖書から、「聖戦記」は宗教を守るための戦い(イスラム教のジハードや十字軍)に由来しているように"宗教"が一つのテーマとなっていました。

「聖戦記」でシーザーが人間の奴隷となった仲間たちを解放する物語は『旧約聖書モーセ出エジプトを連想させる場面でした。

 

エイプのリーダーになったシーザーはカリスマ性を発揮して「エイプ同士で協力し、殺し合いをしてはならない」や「人間を傷つけてはならない」といったルールをエイプ達に伝えていきました。それは宗教というよりもエイプが集団で生活して平和に暮らすための掟のようなものであり、シーザーは宗教の開祖になろうと意図していたわけではないでしょう。

 

ところが、数世代の時(300年)が流れた今作ではシーザーの教えを受け継ぐ者としてオランウータン ラカが登場したり、シーザーの名前を受け継いで王国を作り上げたプロキシマスが現れたりと、シーザーは伝説となり、シーザーの教えはまるで宗教のように信仰されています。人類の歴史においても宗教ってこんな風に始まるのか、と考えさせられました。

まさか、赤ちゃんシーザーの部屋の小窓が300年後に宗教的シンボルになってるなんて誰が想像できましょう…笑

 自然信仰のイーグル族の滅亡

主人公のノアはイーグル(鷲)をトーテムとし、自然と共に生きる少数部族で生まれます。

 

個人的に日本の鷹匠の歴史に興味を持って調べていたので縁を感じてしまいました。

「鷲の卵は1つ残さなければならない」「絆の儀式」など、長老達の人生の経験が部族の掟となって語り継がれており、前半のノアは従順に掟に従う若者として描かれていました。

 

平和な日常が続いて行くのかと思いきや、強力な武器を持つプロキシマスの王国軍がやってきて一変。争いを好まないイーグル族の武器は石器、、圧倒的な力の差を前にして蹂躙されてしまいます。

 

強者が弱者を力で捩じ伏せてきた人間の戦争の歴史(コルテスとアステカ王国縄文人弥生人)を感じさせられる場面でした。

 プロキシマス王国とアイデンティティ

プロキシマスは力で他の部族を支配下として、シーザーを名乗り王としてエイプの王として君臨していました。まさに帝国主義

 

イーグル族は彼らの個性である鷲を捨てて王国のルールに従う道を選んでいました。人間の歴史においても侵略された部族の慣習や文化が滅びていく様子を想像できます。

王国化が進み、部族という概念が無くなったのが現在のわたしたちなのです。それゆえに部族の教えがない私たちは、個人は何者なのか、アイデンティティを見失う人が現れやすいのかもしれないなと気がつきました。

ノアの名前の由来は?

ノアといえば『旧約聖書』で神に選ばれて方舟を作り大洪水を生き延びた人物です。

プロキシマスの王国はかつて地球の支配者だった人間が遺した巨大な船を中心に作られています。巨大な船はノアの方舟を連想させられました。

 

後にエイプの王国に大量の海水が流れ込んだ際にノアがイーグル族を救うシーンがあります。「ノア」という名前は一族を洪水から救う伏線だったのかと気がつきました。

 

鷲が象徴するもの

父の残したサンイーグルに認められたノアは、一度は鷲をプロキシマスを倒し、一度は鷲を手放したイーグル族をリーダーとして再興させます。

鷲といえば、ギリシャ神話のゼウスは鷲に変身しますし、ローマ神話ユピテルのシンボルも鷲ですね。

日本では初代神武天皇も太陽神天照の末裔で光り輝くカラス(鷲ではありませんが)に導かれており、北欧神話オーディンは2匹のカラスを連れています。大空を自由に飛ぶ鳥は古来から特別な存在だったのですね。

アメリカ合衆国の国章にもなっている「鷲」は、強さ、勇気、遠眼、不死などの象徴として人間にとって特別な存在である事は確かです。そんな鷲を信頼し使いこなすエイプはこの惑星の覇者になる事を予感させているのでしょうか。