古代史好きな28歳サラリーマンのブログ

古代史(特に縄文、弥生、古墳時代)が大好きなサラリーマンが全国を旅した発見を書き連ねます。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

呪術廻戦と日本史 両面宿儺は実在した?

今回は古代はマニア的な観点から『呪術廻戦』両面宿儺(りょうめんすくな)のモデルについてまとめてみたいと思います。 日本書紀に残る両面宿儺との戦い 両面宿儺は腕が4本あった? 両面宿儺を倒した健振熊命とは? 英雄として語り継がれる両面宿儺 両面宿儺…

呪術廻戦と日本史 真人の由来は八色の姓(やくさのかばね)?

『呪術廻戦』に登場する特級呪霊「真人(まひと)」の元ネタについて考えてみたいと思います。 ※15巻133話までのネタバレを含みます。 八色の姓における真人 真人の由来は道教か? 呪いはなぜ人間と戦うのか? まとめ 八色の姓における真人 684年(天武13)に天…

千と千尋の神隠しと日本史 八百万の神とは?

昨日(2024.1.5)金曜ロードショーで『千と千尋の神隠し』を観ていて、柳田國男思想を感じ取ったので書きます。

呪術廻戦と日本史 両面宿儺の呪具から雷信仰を考える

237話、14巻で登場した宿禰の呪具の元ネタについて解説します。ネタバレ注意です。 引用;呪術廻戦237話、呪術廻戦14巻

呪術廻戦と日本史 菅原道真は怨霊なのか神様なのか

菅原道真は全国の天神社で学問の神様として祀られています。一方で日本三代怨霊(菅原道真、平将門、崇徳天皇)の一角として語り継がれています。 『呪術廻戦』より 『呪術廻戦』では五条悟、乙骨憂太は菅原道真の子孫だと明かされました。平安時代に実在した…

埼玉旅②:前玉神社の歴史

初詣に前玉神社に行ってきました。 前玉神社(さきたまじんじゃ)は、埼玉県行田市埼玉(さきたま)にある神社で延喜5年(905)に作成された『延喜式神名帳』に前玉神社名が記載されている古社です。 境内には2つの宮があり、本殿は浅間塚古墳の上にあるため、…

三国志の公孫淵の末裔が日本にきた?

前回の記事の続きです。 『新撰姓氏録』によると常世氏は燕王公孫淵の末裔を称する渡来系氏族赤染氏の一族とあるのです。 魏によって滅ぼされた公孫氏が日本に渡ってきた事はありえるのでしょうか?

埼玉旅①:常世岐姫神社は楽浪郡の燕王の軌跡?

公孫瓚:横山光輝『三国志』より 地元埼玉県に興味深い神社があると聞いて行ってきました。古代中国後漢の時代に高句麗によって滅ぼされた楽浪郡からの渡来人が移り住んだようなのです。 それが常世岐姫神社(とこよきひめじんじゃ)です。常世岐姫神社は日本に…

群馬旅:ざっくり群馬県③群馬県にある式内社の特徴

『延喜式』神名帳では、大社3座3社(いずれも名神大社)・小社9座9社の計12座12社が記載されています。 群馬の式内社の主祭神を見ると大国主系多い事がわかります。(12社中6社は大国主系、2社は少名彦) 理由としては以下が考えられます。 ・延喜式が作られた…

群馬旅:ざっくり群馬②群馬県名の由来

前回の記事では群馬県の縄文遺跡の痕跡から群馬県に定住した人々はどこからきたのかを考えてきました。今回は弥生時代に突入します。