プログラミング言語の由来 - 古代史好きなサラリーマンのブログ

この記事ではプログラミング言語の名前の由来をまとめてみました。

名前の由来や開発者について知るとプログラミング言語を覚えるのが楽しくなりますね！

1970年にケン・トンプソン(米ルイジアナ州ニューオーリンズ)がUNIXシステムのために開発したプログラミング言語です。BCPL（Basic Combined Programming Language）を基に開発されました。

B言語を開発したケン・トンプソンは日本人ぽい名前だと思い調べてみると、ケネス・レイン・トンプソンの略してケン・トンプソンというニックネームでした。

ケネスはゲール語(インドヨーロッパ語族ケルト語派)でハンサムという意味です。

B言語の改良版として発明されたので、アルファベット順にBの次がCだからと、C言語と名付けられたそうです。

C言語は処理速度が速いので制御系で使われるプログラミング言語です。

C 言語は1972 年にベル研究所の D.M. リッチー（Dennis Ritchie）(米ニューヨーク州ブロンクスビル)らによって開発されました。

Fortran はFormula translation(数字翻訳)の略で、名前の通り数字の計算が得意な言語で、スーパーコンピュータに使用されています。

1957年にIBM(International Business Machines Corporation社/米ニューヨーク州アーモンク)によって開発された世界初の高水準プログラミング言語であり、当初は科学技術計算に特化していました。

一番有力な説として、javaを開発したプログラマーたちが集まっていたコーヒーショップの"java coffee"が由来となったと言われています。「ジャワコーヒー」と読むらしいですが、プログラミング言語は「ジャヴァ」と読みます。

ロゴもコーヒーの形ですね。

さらにこの説を裏付けるものがあります。 javaなどのプログラミング言語は"コンパイル"という、プログラミング言語を機械が実行可能なデータ形式に変換させる処理があるのですが、このデータの初めの4バイトは16進数で"0xCAFEBABE"となっているそうです。

そんなコーヒー大好き説があるjavaを開発したプログラマーは、ジェームズ・ゴスリン(加アルバータ州カルガリン)を中心に、Sun Microsystems（後にOracleに買収:テキサス州オースティン）で1996年に開発されました。

プログラミング言語の「C++」という名前の由来は、C言語に存在する算術演算子の一つで、整数型の変数の値に1を加えるインクリメント演算子「++」が由来となっているようです。

C言語に「+1」を意味する「++」を付加し、「C言語より進んだ言語」という意味を込められているのですね。

C言語との違いはオブジェクト指向プログラミングなどの機能が追加されたことです。

Python という名前は、開発者のグイド・ヴァンロッサム氏が、イギリスのコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」が好きだったことから付けられました。

Python(パイソン)が誕生したのは1990年でグイド・ヴァンロッサム(Guido van Rossum:蘭デン・バーグ)によって生み出されました。

Pythonの特徴としてコードの記述がシンプルな言語であること、インタプリタ言語であること、科学技術分野向けのライブラリが多いこと、オープンソースの言語であることの4つがあります。機械学習向けの言語として2018年頃から注目され、近年はC言語と首位を争うほど人気が高まっています。

プログラミング言語のRの名前の由来は、開発者であるRoss Ihaka(新ワイウク)とRobert Gentleman(加)の名前の頭文字「R」から取られたものです。

開発者の専門は統計学であり、統計解析やデータ分析に特化したプログラミング言語です。グラフを出力する機能があります。

プログラミング言語のJavaScriptの名前の由来は、当時人気が高かったJavaのプログラミング言語に便乗して、名前を変更したためです。開発当初の名称は「LiveScript」だったそうです。

Netscape社が開発したJava Scriptは、Webサイトに動的な要素を加えるための言語であり、名前は似てますがJavaとは異なるプログラム言語です。