※この記事はワンピース第1113話のネタバレを含みます※
ワンピース第1113話でベガパンクから「世界が海に沈む」と衝撃の発言がありました。
ワンピースでは既に海面上昇に関する伏線が登場しています。 例えばワノ国編です。
海底に水没したワノ国
ワノ国は周囲を高い壁に囲まれており、入国するには壁から流れ落ちる滝を登らなければなりませんでした。
その後、ワノ国の壁の内側には水の底に沈んだ古代の街があることが判明します。
かつて巨大な“藤山(ふじやま)”を有していたワノ国は、ある時島を囲む様に壁が作られ、雨水が溜まった結果、人が住めなくなった。
と光月スキヤキより説明されていました。
しかし、今回のベガパンクの発言から、ワノ国水没の原因は雨水ではなく、海面上昇である可能性が浮上しました。
つまり、世界が海に沈む事を知ったワノ国が、海面上昇から国を守るために巨大な壁を作ったが、壁を上回る海面上昇によって水没したということです。
高台にある世界政府加盟国
ドラム王国、アラバスタ王国は不自然なほど高い位置に街が作られ、ゴア王国は周囲を険しい山脈に囲まれています。
まるで古代の海面上昇に備えるために作られたような印象を受けます。
天竜人が住む国「聖地マリージョア」もレッドラインの上にありますが、かつては現在よりも低い位置(旧マリンフォード、現G1支部)にあったとわざわざ説明されているんです。
これは最強の生物であるルナーリア族が絶滅した伏線になっているのではないでしょうか。
ルナーリア族はなぜ絶滅した?
ルナーリア族は「大昔には神と呼ばれた」「自然界のあらゆる環境下で生存できる」「発火する種族」などと語られ、過去に絶滅したとされる一族です。
レッドラインの上にはかつて、ルナーリア族が住んでいだと言われているので、「天竜人の祖先達は大規模な海面上昇から避難するためにルナーリア族を滅ぼした」という説が考えられます。
つまり、空白の100年の戦いではルナーリア族はジョイボーイ側として戦った事になりそうですね。
ウォーターセブンが鍵を握る?
水上都市ウォーターセブンは海面上昇ではなく地盤沈下によって街が古い街が海の下にあるそうですが、沈みゆく街を守るために日々研究しているのがアイスバーグです。
海面上昇に見舞われた時アイスバーグの発明が世界を救うことになるかもしれません。
本当にあった海面上昇「縄文海進」
ワンピースでは5mの海面上昇が起こるとベガパンクから発表されています。現実世界ではそれを上回る海面上昇が過去に起こった事がわかっています。
縄文時代早期(約7千年前)に発生した「縄文海進(じょうもんかいしん)」という現象です。
この頃の海水面は、現在よりも2~3メートル高く、日本列島の各地で海水が陸地の奥深くへと浸入し、複雑な入り江をもつ海岸線が作られました。
埼玉県立歴史と民俗の博物館展示より
上は当時の関東地方の海岸線ですが、現在は海なし県である埼玉県まで奥東京湾の一部が入り込んできていることがわかります。
上は5000年前の大阪です。大阪城より北側と西側の大阪の町は海の底だったことがわかります。
1万5千年前に氷河期が終わり、地球を覆っていた巨大な氷が溶けて海面上昇したことで、日本列島では現在の海岸線よりも奥まで海が浸入したことを表しています。
地球は10万年サイクルで温暖な時期と氷河期を繰り返しているので、この先の未来(8万年後かもしれませんが…)も海面上昇が起こることは間違いないということですね。
海の下の王国のモデルはスンダランドか?
追記:最新1118話ではかつて存在した王国は200m下に沈んでいると明かされました。
今から2万年前の旧石器時代最終氷河期の一番寒かった時期は、平均気温は今より7-8度低く、海水面は今より120m低く、現在のよりも陸地が多かったことが分かっています。
1万年前に地球規模の氷河期の終わり海面上昇により海に沈んだことで有名なのが「スンダランド」です。タイのチャオプラヤー川が形成した広大な平野であったと言われています。
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