ヤマトの悪魔の実は “イヌイヌの実”幻獣種 モデル“大口真神(オオクチノマカミ)”だと判明しました。 今回は大口真神(オオクチノマカミ)についてまとめます。
大口真神(オオクチノマカミ)とは?
大口真神(オオクチノマカミ)は日本神話に登場する聖なる神の名前です。別名で真神(まかみ)とも呼ばれ、ニホンオオカミが神格化したものであると考えられています。
大口真神(オオクチノマカミ)の名前は『日本書紀』の日本武尊(ヤマトタケル)の神話に登場します。
日本武尊と大口真神
日本武尊(ヤマトタケル)は 第12代景行天皇(けいこうてんのう)の皇子で、第14代仲哀天皇の父とされています。
日本武尊(ヤマトタケル)は実の兄を殺害するなどサイコパス的なところがありました。景行天皇は恐れて都から遠ざけるために、遠方の強力な豪族を倒すように日本武尊(ヤマトタケル)に命じます。
日本武尊(ヤマトタケル)の旅の中で様々な伝説を残します。例えば草薙の剣(くさやなぎのつるぎ)の伝説は有名です。
草薙剣の話は今回はしませんが、大口真神が登場するのは次のような話です。
ある日、日本武尊(ヤマトタケル)は御岳山を進んでいると、山の邪神が大きな白鹿となり道に立ち塞がりました。
日本武尊(ヤマトタケル)は何とか邪神を倒す事が出来ましたが、邪神が起こした濃い霧に包まれ森の中で道に迷ってしまいました。
その時、忽然と一匹の白狼が現れます。 その白狼の導きにより、日本武尊(ヤマトタケル)は無事に帰路につく事ができました。
日本武尊(ヤマトタケル)その白狼に「大口真神(おおくちのまかみ)としてそこに留まり、この地を守護する様に」と告げたと言います。
この逸話はヤマトという名前と能力に現れていますね。
日本の狼信仰
日本語のオオカミの語源は大神(おおかみ)であると考えられています。日本では古くから狼信仰が存在しているのです。
『日本書紀』には狼のことを「かしこき神(貴神)にしてあらわざをこのむ」とありますし、『万葉集』には大口真神(おおぐちのまかみ) 、『大和国風土記』(逸文)には「真神」と記されています。
日本人は昔からオオカミを田畑を荒らす獣を平らげる神聖な生き物、「守り神」として扱ってきたのでしょう。
大口真神(オオクチノマカミ)についてカイドウもワノ国の守り神と説明しています。
日本では聖なる守神であるオオカミですが、西洋だと悪魔として扱われる事もあります。
明治時代にニホンオオカミが絶滅してしまうのも、西洋の思想が入ってきて、日本古来の神としてのオオカミを忘れてしまったせいなのかもしれません。
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